前のページ←#5 「キュートな英国紳士 フレッド君のお話」
次のページ→#7 「実用性と存在感があるアンティークフックたち」
目次はこちら


#6 「フレンチヴィンテージの人気者 JAZ時計のお話」



ヴィンテージらしさが感じられる文字盤のデザインと

ころんとしたフォルム。




JAZ レトロブルーの目覚まし時計(箱付き)



ゼンマイをいっぱいいっぱい巻くと

コチコチと鳴る懐かしい針の音

たまに合わせた時間とずれてしまうけど、

元気に鳴り響くアラーム音

目でも耳でも愛らしさが感じられる

フランスJAZ(ジャズ)の時計は

1910年パリで誕生しました。





フランス JAZ目覚まし時計(レトログリーン)


でも長い間「JAZ(ジャズ)」の名前で

親しまれていましたが

1940年ナチス・ドイツの占領下にあった

フランスは敵対国である

アメリカの音楽「JAZZ(ジャズ)」を

連想させるため

そのブランド名は使えなくなりました。





フランス JAZ Silentic 目覚まし時計


そして、どうにかJAZの名前を使わずに

JAZ製品であることを知ってもらうために

考案されたのがこの鳥のマークです。

この鳥は「キレンジャク」という鳥で

フランス語で「Jaseur de Bohème(ジャズ・ド・ボエム)」

といいます。





フランスJAZ社 ヴィンテージ壁掛け時計(曜日付)


音楽のジャズではなく、鳥のジャズとして

フランス国内に印象付ける形にしました。

現在でもアンティークコレクターの中で

おなじみのマークとしてたくさん取引されています。



また、製造年によって

このキレンジャクのしっぽの向きが変わっていきます。



1910年〜1940年まではJAZのみのマーク



フランス JAZ目覚まし時計(初期クロムメッキ)




1941年に鳥のマークが誕生。

1967年まで尾っぽの向きが下向きです。



フランス JAZ アラーム付きの置き時計(クリーム)



1967年からは尾っぽは上向きになりました。



フランス JAZ目覚まし時計(えんじ色箱付き)


JAZの時計は1975年まで製造されていました。





フランス JAZ目覚まし時計(えんじ色箱付き)


ちなみにキレンジャク(黄連雀)の鳴き声は

小さくて可愛らしいので

群れて鳴き交わしていても心地よい響きだそう。

そうなるとコチコチとなるあの心地いいゼンマイの音がする

JAZの時計にはぴったりのトレードマークかもって思えてきます。
 
前のページ←#5 「キュートな英国紳士 フレッド君のお話」
次のページ→#7 「実用性と存在感があるアンティークフックたち」
目次はこちら

New Arrival

Category

 
F