前のページ←#7 「実用性と存在感があるアンティークフックたち」
次のページ→#9 「フランスのお薬が入っていた紙箱のお話」
目次はこちら

#8 「Antique(アンティーク)とVintage(ヴィンテージ)の呼び方について」
 

当店で扱う商品たちに名前を考える時、


この子はAntique(アンティーク)、




クレイユモントロー グリザイユのデザート皿(花嫁)



この子はVintage(ヴィンテージ)、




ヴィンテージフレッド君 フラワーシフター



この子はBrocante(ブロカント)、




アンティーク コウノトリの糸切りばさみ



などとまず大まかに分けることから

始めるのですが、正直なところ

それは店主の主観というか雰囲気で

決めてしまうことが多いです。



ですが、それぞれの明確な定義というのは

実際には存在しないというのを聞いたことがあります。



一般的にAntique(アンティーク)は

製造されて100年を経過したものだと言われています。




白蝶貝とスターリングシルバーのデザートナイフ


これは1934年にアメリカが定めた

通商関税法によるもので

世界貿易機関(WTO)がこの基準を 採用したため、

全ての加盟国間で 100年前に製造されたものには

関税がかからないとされています。



となるとAntique(アンティーク)の意味合いが

少し違うように思えますね。



ただ古いだけでなく、希少価値があるもの。

大量生産のものにはない 物作りに対する意識や

こだわりがきちんと感じられるものを

当店ではAntique(アンティーク)と呼ぶようにしています。


次はVintage(ヴィンテージ)について。





フランス JAZ目覚まし時計(レトログリーン)



元々はおいしくできた当たり年のワインを

Vintage(ヴィンテージ)と呼ばれていることから

古い時代のものだけでなく、

完成度の高いもの、

そして時間の経過とともにその良さが増していく

ようなものをVintage(ヴィンテージ)と呼んでいます。



Brocante(ブロカント)は美しいガラクタが

語源になっているようです。





フランス ピューター製 花リムのオーバル皿



ヨーロッパでは物を愛して、

大切に長く使うこと

そんな生活習慣が根付いていて

その中で使われていた美しい古道具を

Brocante(ブロカント)と呼ぶようにしています。



そのほかにRubish(ラビッシュ)、

Bric-a-Brac(ブリックアブラック)、Junk(ジャンク)

という呼称もありますが、

それらはごみやガラクタを意味します。




くまのパドロック(南京錠)



Antique(アンティーク)やVintage(ヴィンテージ)のような希少価値はなく、

Brocante(ブロカント)のように美しい古道具にも当てはまらない

中古品をさすのですが、

それでもそんな愛称のような呼び方に

親しみや愛着が感じられます。



長々となりましたが、

最後に当店は呼び方もそうですが、

手にした時にその子たちに刻まれた背景や物語が

ぱっと頭に浮かんだり、

じんわりあたたかみが伝わってくるような

そんな古いものにこだわって

これからもご紹介していきたいと思っています。

 

New Arrival

Category

 
F